2012年6月19日火曜日

5月25日、福島県県北保健所にて講演及び相談事業を行いました。



講演では、この春に立ち上がった福島県こころのケアセンター(昼田センター長)のスタッフを中心に多くの方々(100名前後)に集まっていただきました。
この活動はJCCCNC様の支援を受け、行っています。

内容は支援者のストレスです。
多くの行政職員は相当の疲弊を感じていますし、睡眠障害や集中障害といった状態に陥っている人もいます。
言うまでもないことですが、職員の方々もまた被災者でありながら、立場ゆえに一層強い自責感や無力感に悩んでおられる方も少なくありません。
最も困難なことは、なかなか復興の足取りが見えないことです。
立場上なかなかそうした不安を語れないことがあるでしょうが、やはり自身の健康を考える場はとても大切と考えています。

行政支援職スタッフの方々と貴重な時間を過ごすことができました。
次回はまた6月20日~22日に、より少数の方々とコンサルテーションなどを行う予定です。
微力ながら皆さんのお手伝いができればと思います。

前田正治記
(JSTSS会長/久留米大学医学部精神神経科学教室准教授)

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