2011年11月1日火曜日

JSTSSの取り組み-その3「医療関係者への支援」

 どのような災害でも被災者の多くは、精神科医療や心理カウンセリングなどを積極的に利用することはありません。したがって、地域保健の窓口である保健所とともに、内科や小児科などの、かかりつけ医が精神的問題にも関与する重要な役割を担っています。ということは、精神科以外の医師や看護職に心理的ケアに関する知識をもってもらうことが重要です。
JSTSSでは、市郡レベルの地域で、継続的に多彩な内容を盛り込んだシリーズでの研修が企画できないかを検討してきました。その結果、ファイザー株式会社様との共催事業として、日本医師会および国立精神・神経医療研究センターの後援を得て行うこととなりました。
7月27日の岩手県釜石市を皮切りに、医療関係者向けの講演会を実施しています。なお、この事業の実施にあたっては、利益相反や倫理的問題のないことを検討し、さらに地元医師会の意向調査などを行った上で取り組んでいます。

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