2011年4月26日火曜日

精神科医療活動の変化

全国から派遣された精神科医療チームの活動は、地域差はあるものの、初期の混乱の中から次第に落ち着く方向に向かっています。医療中断を防ぐという当初の課題は、外部からの支援チーム、地元の医療および地域保健関係者の努力によって、克服されつつあります。地域によっては、次第に支援チームが撤退を始めたところもある一方で、もともとの医療資源の絶対的不足が影響して、外部からの支援がまだまだ求められているところもあります。地元のニーズに合わせた地道な活動がこれからも必要です。
こうした地域差は、阪神・淡路大震災の際も生じていました。地域内の医療機関の復旧程度、外部からの支援チームの多寡、保健所の機能の違いによって、活動の収束状況は異なっていました。各地域の時系列の変化を2年後にまとめた報告を紹介します。
全般的状況
神戸市東部
神戸市西部
阪神間および淡路島