2011年3月15日火曜日

支援チーム派遣に関する動き

 「こころのケア」に関する外部からの支援に関するコーディネートは現在、厚生労働省が取りかかっており、3月14日に各都道府県精神保健福祉担当部局 に対して、派遣可能性の聞き取りが行われました。一両日中に具体的な派遣が開始されるという情報を把握しております。しかし、現場は依然として危険な状況で、二次災害の可能性が注意喚起されています。また、各被災自治体で 被害の状況について調査が進められており、この結果を踏まえて精神科医療受給に関して要望が出されると思われます。
 岩手県精神保健福祉センター黒澤所長によれば、「自然災害後の精神科医療の需要のピークは1~2週目以降ですが、今回は、より効率的な精神医療支援の内容とそのタイミングにつ いて、『no harm(害を与えない)』を熟知している専門家の意見を聞きながら広域多発複合災害や郡部という特性に応じた支援を、あわてないで進めたいと希望しています。住民および現場資源をいかに守るかを優先したいとおもいます。したがいまして現時点で相談ケア班の派遣予定はたちま せん。」と、現時点での支援必要性についての判断が明確でないことが報告されています。これらの点をふまえて、現地のニーズに応じた慎重な対応を関係各位にお願いいたします。

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